製品情報
バイコニカル アンテナはダイポールのような特性 ( H 面:円形指向性パターン / E 面:「8」の字型、固定位相中心、比較可能ゲイン) を持ち、ダブル コーン素子によって広帯域を実現しているアンテナです。最近のさらなる広帯域化のニーズにより、適格な 4:1 バランを使用した 20 MHz~最大 18 GHz の周波数に対応する超広帯域アンテナを設計、実現しています。 低周波数帯においては、約6dBのゲイン増加を実現しました。バイコニカル アンテナは、半波長ダイポールアンテナの代用として、多くの用途に使用できるだけでなく、ダイポールアンテナの様な周波数帯に合わせたエレメントの 調整が不要なので、広帯域測定においては、準備の時間を大幅に削減することができます。 また、広帯域に連続測定することができるので、ダイポールでは難しい周波数をまたいだ問題を容易に検出する事ができます。
<用途>
・エミッション試験用の広帯域 RX アンテナ (20 ~ 300 MHz)
・特に低周波数でのイミュニティ試験用の TX アンテナ
・シールド測定
・テストサイトの評価 ( 電波暗室 (FAC) ・オープンエリア試験場 (OATS) )
・イミュニティ試験用のパッシブフィールドプローブ多種多様なバランとバイコニカル エレメントにより、特定のアプリケーションごとに最適なアンテナを選択できます。
「RX」のマークが付いているバランは、優れた対称性により、受信アプリケーション用として特別に設計されており、「TX」のマークが付いているバランは、高出力でのイミュニティ試験に適しています。
バイコニカルのエレメントは、専用クランプにより簡単に着脱が可能で、接触再現性も高いです。 絶縁材料で作られた小さなレンチがバランヘッドに付けられているので、必要なときにいつでも使う事ができます。VHP 9103バランを有した BBA 9106は、最も人気があります。