電磁波対策やEMC規格評価を行うためのEMC電波暗室はこちらをご覧ください。
アンテナ測定用とは
アンテナの評価を行うためには、部屋内部への電波侵入を遮断し、対象周波数帯における無響空間が作る必要があります。
そのためには、まずシールドルームを構築し、内部6面に電波吸収体を施します。
電波吸収体は、対応周波数によって厚みや高さが変わります。低周波数帯に対応する程、厚み、高さが必要となるため、電波暗室の内部有効サイズを確保するためには、より大きいシールドルームが必要になります。
アンテナ測定用の電波暗室には、EMC規格の様な規定はありません。お客様の設置スペースや、測定周波数帯、必要な測定距離、DUTの大きさや重量、ご予算等をお伺いした上で、シールドルームのサイズ、電波吸収体の種類を選定します。
アンテナパターンやVSWRの取得
アンテナ測定では、一般的にアンテナパターンやVSWRを取得します。アンテナパターンの測定においては、ターンテーブルは必須アイテムです。DUTのサイズや重量から、必要なターンテーブルの耐荷重を決め、測定の内容に合わせて、必要な回転軸を決めます。
ターンテーブルには、コントローラソフトウェアが付属しています。PCに接続(USB)して制御することができます。
DUTやアンテナを保持するためのフィクスチャやジグの製作もしています。
データ取得のための自動測定ソフトウェア
ネットワークアナライザやスペクトラムアナライザ、シグナルジェネレータ等に接続してデータを取得する場合、PCから機器の設定、読み込み、ターンテーブルの制御を行うための自動測定ソフトウェアをご用意しています。