- #EMC (EMI/EMS)
100 Series EMCプローブ
- #EMC (EMI/EMS)
タイプ | 近傍界プローブ |
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対応周波数帯 | DC ~ 3GHz(6GHz) |
製品情報
EMC対策・設計のために、ノイズの発生源を突き止める事は大変重要です。
Beehive社の100シリーズのEMCプローブセットは、EMCの問題を特定し、解決するべく設計されています。
100A, 100B, 100Cは、磁界用ループプローブで、100Dは電界用プローブでスタブ形状です。ループプローブは、静電シールドが施されており、コモンモード信号から絶縁されます。その結果、優れた再現性を実現します。また、異なるサイズのループプローブを使い分けることで、特定の周波数における最適な感度と空間解像度を持つループアンテナで計測を行う事ができます。スタブプローブは先端が細く、優れた空間分解能を有しているので、ICピンのトラッキングに最適です。またプローブは厚み2.8mmに抑えているので、狭い隙間にもプローブを挿入することができます。ハンディなEMC近磁界プローブは手軽にサーチでき、ノイズ解析に大変便利です。
- 100シリーズ仕様
- 磁界プローブ
100A ループプローブ
100B ループプローブ
100C ループプローブ
- 電界プローブ
100Dスタブプローブ
- 感度 Sensitivity
100 A/B/C ループプローブ
50Ω負荷へのプローブ出力電力と磁束密度の関係は、次の方程式で示されます。
Pout = X + 20*log10(B) + 20*log10(F)
20*log10(B) = Pout – X – 20*log10(F)B : 磁束密度 (tesla)
F : 受信周波数 (MHz)
Pout : 50Ωへのプローブ出力電力 (dBm)
X : スケールファクター100D スタブプローブ
50Ω負荷へのプローブ出力電力と電界強度の関係は、次の方程式で示されます。
Pout = -113.2 + 20*log10(E) + 20*log10(F)
20*log10(E) = Pout + 113.2 – 20*log10(F)E : 電界強度 (V/m)
F : 受信周波数 (MHz)
Pout : 50Ωへのプローブ出力電力 (dBm)
- 周波数応答 Frequency Response
100 A/B/C ループプローブ
DC から上記表に示されている 3 dB ポイント周波数までの 3 dB 以内の精度です。
プローブはより高い周波数でも使用できますが、感度は校正されていません。
プローブの周波数応答における最初のノッチは、表に示されているFirst Resonanceのポイントで発生します。下図は プローブの応答 対 周波数のグラフです。
100 D スタブプローブ
スタブ プローブは、プローブまたは接続されたケーブルの外面を流れるコモンモード電流の存在により、ループ プローブよりも再現性が低くなる傾向があります。
測定時、ユーザーがプローブを持ち替えたり、接続ケーブルに触れたりすると、出力電力に数 dB の変動が見られるのが一般的です。
このため、100D の感度は保証できません。 プローブの標準的な感度を下図 に示します。