MTP200Bは、ノンシグナルテストを基本としたWLAN・BT_LEテスターです。
1台で、シグナルジェネレータとシグナルアナライザの両方の機能を持ち、WLAN（IEEE 802.11 a/g/n）・BT_LE（Version 4.2）に対応したワイヤレス通信端末の評価・解析に特化しています。コンパクトなサイズとその低コストにより、量産試験用途に大変適しています。

MTP200A  B200B-00    WLAN / BTLE Tester ベーシックモデル（ハードのみ）

オプション
S200-10        WLAN オプション
S200-20        BT LE オプション
S200-10/-20    フルオプション

アナライザモード（ANL）

WLAN デバイスによって送信される信号については、MTP200B のシグナルアナライザを介して RMS EVM、電力、周波数エラー、およびクロックエラーの測定を行うことができます。
測定結果は、PC に別途接続しなくても、液晶の画面上で簡単に確認できます。

ジェネレータモード（GEN）

MTP200B のシグナルジェネレータは、ユーザー定義の WLAN 信号を DUT に送信できます。正常に受信されたかどうかをチェックすることで、その受信パフォーマンスを確認することができます。 MTP200B は、最大 40 種類のユーザー定義の WLAN 信号を保存することができ、保存された情報は UI を通じて簡単に確認できます。

Waveform Creator

メーカーの Waveform Creator を使用すると、WLAN 802.11 a/g/n プロトコルに関連するパラメータを直接編集して、さまざまな WLAN テスト ファイルを作成できます。 また、作成したWLANテストファイルを機器に簡単にダウンロードできます。

MTP200B の BT LE テスト システムは、BT LE テスト規格で定義された BT LE RF テスト ケースのノンシグナリング ベースのテストを提供します。 さらに、アドバタイジングテストモードをサポートしているので、他のテストモードを使用せずに、製品の状態でのBT LEデバイスの簡易RF特性をチェックすることができます。 MTP200Bは、リモートコントロールプログラムを使用した BT LEダイレクトテストを行う事も可能です。リモートコントロールプログラムは、RFテストケースの自動一括測定をサポートするだけでなく、測定結果の合否判定も行うので、量産試験用途にも、すぐに適応することができます。

BT LE アナライザ

MTP200B の BT LE シグナル アナライザを使用すると、BT LE デバイスによって送信された信号を分析することで、BT LE トランスミッタ テスト ケースで定義された出力電力、変調特性、キャリア周波数オフセット、ドリフトを測定できます。 また、アドバタイジングモードでは、出力電力、変調特性、初期キャリア周波数オフセットを同時にテストできる機能を備えており、機器のRF性能がテスト規格を満たしているかどうかを容易に判断することが可能です。

MTP200Bで測定できるBT LEトランスミッターテスト（TRM-LE）

– 出力電力（TRM-LE/CA/01/C）
– 変調特性（TRM-LE/CA/05/C）
– キャリア周波数オフセットとドリフト (TRM-LE/CA/06/C)
– 出力電力 + 変調特性 + 初期キャリア周波数オフセット (アドバタイジングテストモード時)

BT LE ジェネレータ

MTP200B の シグナルジェネレータは、BT LE テスト規格で定義されている BT LE 信号を生成して DUT に送信することができます。正常に受信されたかどうかをチェックすることで、その受信パフォーマンスを確認することができます。

MTP200Bで測定できるLE受信機テスト（RCV-LE）
– 受信感度（RCV-LE）
– 最大入力信号レベル（RCV-LE/CA/06/C）

リモートコントロールプログラム

WLAN/BT LEリモートコントロールプログラムを使用すると、より便利かつ簡単に測定を行うことができます。

– Bluetooth LE RFテストケースの自動測定を一度に実行
– チップベンダーのテスト制御ソフトウェアが付属
– 測定基準や条件の変更が容易です。
– テスト結果の表示と Excel ファイルとしてのテスト結果の保存