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シールド性能測定とは

シールド性能測定とは

シールド性能測定とは、シールドボックスやシールドルームが、外部からの電磁波をどの程度遮断できるか、また内部の電磁波が外部へどの程度漏れにくいかを確認するための測定です。

シールド設備は、設置直後だけでなく、長期間の使用による扉やガスケットの劣化、パネル接合部の状態などによって性能が変化することがあります。そのため、性能確認やメンテナンスの判断にもシールド性能測定が利用されます。

① シールド性能測定の目的

主な目的は、シールド設備によって電磁波がどの程度減衰しているかを確認することです。

例えば、シールドがない状態で受信した信号と、シールドを介して受信した信号を比較することで、その設備が持つシールド性能を確認します。

また、測定位置を変えることで、扉、パネルの継ぎ目、ケーブル引き込み部、換気口など、シールド性能が低下している箇所を調べるためにも使用できます。

② 測定の基本構成

基本的には、信号を発生させる機器(信号発生器)、送信アンテナ、受信アンテナ、受信レベルを測定する機器(スペクトラムアナライザなど)を使用します。

シールド設備がない状態、または基準となる状態の受信レベルと、シールド設備を介した状態の受信レベルを測定し、その差からシールド性能を求めます。

測定する周波数によって使用するアンテナや測定方法が異なるため、評価したい周波数帯に合わせた測定系を構成することが重要です。

③ 測定結果の読み方

シールド性能は一般的にdB(デシベル)で表します。

例えば、シールドがない状態で「-20dBm」、シールドを介した状態で「-80dBm」だった場合、その差は60dBとなり、約60dBのシールド効果が確認できたと考えます。

基本的には、シールド性能のdB値が大きいほど、電磁波を強く減衰させていることを意味します。

ただし、シールド性能はすべての周波数で一定ではありません。周波数によって性能が変化するため、実際に使用する周波数帯で性能を確認することが重要です。

定期的な測定で性能低下を確認

シールド設備は、長期間使用すると扉の接触状態やシールドガスケットの摩耗・劣化などによって、初期性能から低下する場合があります。

定期的にシールド性能を測定することで、性能低下を早期に発見し、ガスケット交換や接触部の調整など、必要なメンテナンスにつなげることができます。

シールド性能測定は、単に「何dBあるか」を確認するだけでなく、シールド性能が低下している場所を見つけ、設備の性能を維持するためにも重要な測定です。